代表取締役社長 メンデス・ラウル
ISRはクラウドの飛躍的な普及によって新たなビジネス好機をつかみ、SSOのマーケットリーダーに成長
2008年、従来型のオンプレミスなEメールやグループウェアからGoogle Apps™(現Google Workspace)へ移行する初期エコシステムのなかで、ISRはGoogleのパートナーとしてビジネスをともにする機会を持ちました。その当時、クラウドビジネスはまさにゼロからの出発でしたが、CloudGateはこれを契機に、日本における代表的なSSOサービスに成長し、この市場のリーダーとして牽引してきました。
CloudGateにサブスクリプション型ビジネスモデルを先駆的に導入、ISRはクラウドにおいて手頃な価格で強固な認証を実現
Salesforceから始まりGoogleも取り入れたSaaS (Software as a Service)をベースとして提供するというモデルに倣い、ISRもこのモデルを導入しました。顧客企業はオンプレミスにおけるソフトウェアの高額な永久ライセンスを支払うことなく、年間サブスクリプション料金のみを支払うというモデルです。
CloudGateサービスの成長は開始当初こそさほどの勢いは見られなかったものの、クラウド・エコシステムが定着したことで急速に成長を遂げ、今もなおクラウドビジネスの成長とともに着実にその力を伸ば続けています。
CloudGateはGoogle Workspaceを皮切りに、現在に至ってはその他百数十ものクラウドサービスにシングルサインオンを提供しています。CloudGateは複数のサービスに一回のログインでアクセスできる利便性に加え、生体認証を用いた強固なパスワードレス認証も備えています。また、CloudGateのアクセスコントロール機能は、各企業が定めているセキュリティポリシーに準じて、クラウドにログインできる環境(端末、場所、時間、サービスなど)を柔軟に設定することができます。
最良のSSOサービスを提供するため、ISRの社員が “サービスマインド” を持った組織に統一
ISRでは顧客企業に最良のサービスを提供するため、多言語で多文化多様性に富む職場を実現しています。また、ノンストップサービスの提供を最優先としており、99.99%以上のCloudGateサービスの稼働率を達成してきています。
ISRの社員は皆「サービスマインド」をコアバリューとして指向しています。絶えずCloudGateサービスとユーザーエクスペリエンスの改善に努めており、コアバリューである「サービスマインド」は、社内で互いに協力し合うという一つの考え方を生み出しました。
「認証維新」で人々をパスワードから解放
私達は数年前からパスワードが持つ脆弱性への懸念と、ユーザーの利便性向上のため、業界に先駆けてパスワードレス認証の普及にいち早く取り組んできました。ここに来て新型コロナウイルスの世界的な流行により、私達の働き方は大きく変化しました。企業は情報資産を守るため、これまでのセキュリティ概念もニューノーマル時代に合わせて変革することを余儀なくされています。
私はこれを日本の明治時代初期までにおこなわれた明治維新に重ね合わせ、現在の日本は『認証維新』のさなかにいると捉えています。私はより多くの日本企業にCloudGateが持つ強固で安全なパスワードレス認証を利用していただくことで、人々をパスワードから解放したいと考えています。
代表取締役社長
メンデス・ラウル
メンデス・ラウル
アメリカのカリフォルニア大学バークレー校応用数学の博士課程(Ph.D.)を修了後、アメリカ海軍大学院大学の数学科助教授としてスーパーコンピュータを用いた流体解析の計算を手がける。
1987年リクルートスーパーコンピュータ研究所所長に就任、1988年リクルート取締役を経て、1993年9月にスーパーコンピュータ活用のコンサルティング会社として、株式会社インターナショナルシステムリサーチを設立。
2008年に「CloudGate」サービスの提供を開始。
HPCwire Japanに取り上げられました。記事はこちらをご覧ください。