パスワードを使わない、パスキー認証サービス 「CloudGate MURO(仮称)」およびセキュリティキーの サブスクリプションサービスの提供を開始

プレスリリース
報道関係各位

2023年12月7日
株式会社インターナショナルシステムリサーチ

パスワードを使わない、パスキー認証サービス
「CloudGate MURO(仮称)」およびセキュリティキーの
サブスクリプションサービスの提供を開始

【2024年5月15日訂正】対象サービスの発売日に変更がありましたので以下のとおり訂正しました。
変更前:2024年4月15日より
変更後:2024年7月1日より

株式会社インターナショナルシステムリサーチ(本社:東京都中野区、代表取締役:メンデス・ラウル/以下、ISR)は、2024年7月1日よりセキュリティキーのサブスクリプションモデルを含む”Passkeys as a Service” である認証サービス「CloudGate MURO(仮称)」の提供を開始することを発表いたします。

従来のパスワード認証の場合、ユーザーは ID とパスワードを PC ブラウザに入力すればどこからでもアクセスできます。これはつまり、 ID とパスワードを知っている人であれば、ユーザー本人ではなくともアクセスできてしまうということです。

一方パスキー認証は、そもそもパスワードを使用しない、フィッシングに耐性のある多要素認証(Phishing-Resistant MFA)です。認証器とウェブサービスに対となるキーが保存され、ユーザー本人が生体情報などを利用して認証することになりますが、その認証自体は認証器内部で実行するように設計されているため、パスワード認証に比べて高いセキュリティが確保できます。

パスキー認証を導入する場合、普段利用している PC やスマートフォンなどがパスキーに対応していればそれらを認証器とすることが出来ます。しかし、生体センサーの故障や何らかの理由でそれらデバイスが利用できない場合、ユーザーは認証することができずウェブサービスにログインできません。

この問題を解決するには、普段利用している PC やスマートデバイスとはまた別に、追加のスマートフォンやタブレット、セキュリティキー(外付けタイプの認証器)やその他の利用可能な認証器で、バックアップとしてパスキーを作成しておく必要があります。

しかし、企業がセキュリティキーを導入する際には2つの課題が存在します。まず1つ目は、セキュリティキーのコストです。企業は全従業員にセキュリティキーを配布するための初期費用がかかります。また、その後も減価償却資産として管理する必要があります。
2つ目は、セキュリティキーの在庫管理です。企業は従業員がセキュリティキーを紛失・破損した場合に備えて、予備でセキュリティキーを保持する必要があります。

これらの課題に対応すべく、ISRは2024年7月1日より、セキュリティキーのサブスクリプションモデルを含む”Passkeys as a Service” である認証サービス「CloudGate MURO(仮称)」のサービスを提供開始予定です。

この新サービスにより、ユーザーは可用性の高いパスキー認証を利用できるようになります。また、セキュリティキーをサブスクリプションモデルとして提供するため、お客様は減価償却や在庫の管理をする必要がありません。

私達ISRは、2019年5月19日にCloudGate UNOでFIDO2対応のパスワードレス認証の提供を開始しました。当時からCloudGate UNOは、FIDO2 セキュリティキーを含むハードウェアに基づいた運用を行っています。この豊富な経験をもとに生まれた2つの新サービスは、日本市場の主要なセキュリティキーベンダーとのパートナーシップに基づいて構成されており、パスキーを主軸にした安全なサービスをお手頃な価格で提供することが私たちの目標です。

*本プレスリリース内の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

◆ CloudGate UNOについて

CloudGate UNOは、柔軟なアクセス制限と強固な認証で安全性と利便性を両立させたアイデンティティ管理プラットフォームです。ゼロトラストに対応したシングルサインオンで企業の大切な情報資産をサイバー攻撃の脅威から守ります。また、FIDO2(*1)を利用したパスワードレス認証やスマートフォンアプリによる生体認証などのゼロトラストMFAでセキュリティを高めることができます。稼働率99.99%以上の運用実績を誇り、アイデンティティ管理プラットフォームとして重要となるサービスが止まることがない安定した稼働でお客様から信頼いただいています。

IT製品レビュープラットフォーム「ITreview」において、顧客満足度と製品認知度ともに優れた製品であると評価され、「ITreview Grid Award 2023 Fall」のシングルサインオン(SSO)部門、ID管理部門、多要素認証(MFA)部門の3部門で「Leader」として表彰されました。

(*1)FIDO2(Web認証)は、W3CのWeb認証仕様(WebAuthn)とFIDOアライアンスのデバイス間連携仕様(CTAP)から成る技術仕様で構成され、生体認証などを利用してウェブブラウザーを通じたオンラインサービスへの安全なログインを実現します。FIDO2を利用した認証では、パスワードの代わりにFIDO2認証器を使用することで、パスワードを使わない認証が可能になります。
CloudGate UNO 製品サイト:https://www.cloudgate.jp/lineup/uno.html

◆ 株式会社インターナショナルシステムリサーチについて

1993年、東京に設立されたインターナショナルシステムリサーチ(ISR)はインターネット黎明期の頃からWebシステム開発に着手し、常に時代の要請に即した製品開発、システムインテグレーション、各種コンサルティング業務など様々なソリューションを提供してまいりました。現在は主力事業をCloudGate UNOに一本化し、2008年のサービス開始以来、14年のサービス運用実績があり、現在では約1,600契約(2023年3月末時点)を頂いております。

コーポレートサイト:https://www.isr.co.jp/

◆ 本件に関するお問合せ先

株式会社インターナショナルシステムリサーチ
広報担当 山内(やまうち)
〒164-0012 東京都中野区本町6-16-12 新中野FKビル 2F
TEL: 03-3384-1123(代表)
FAX: 03-3384-1124

E-mail: isr-press@isr.co.jp

2024-05-14T18:07:16+09:002023.12.07|Categories: プレスリリース|