ISR入社当初は、「CloudGate UNO」と「CloudGate Key Manager」のフロントエンド開発を担当していました。新しい技術と知識に触れながら、新しいものを開発する仕事はとても楽しく、刺激的でした。

さまざまな種類の仕事に携わるなかで、ある時、グローバル向けと日本向けのマーケティング活動を支援するためのWebディベロッパー業務を任されました。これまでのキャリアとは少々異なる新しいチャレンジではありましたが、いただいた仕事には何でも挑戦して自分の出来ることを増やしていきたいという思いがあったので、すぐに承諾しました。

私は2ヶ月間日本へ出張し、日本のメンバーと共に英語版と日本語版のWebサイトの制作と更新を行いました。この仕事をきっかけに、私はマーケティング業務に携わることが多くなりました。私たちのミッションは、今後の「CloudGate」の日本市場拡大と世界展開です。そのための業務をより円滑に進める必要があり、最終的に東京本社へ移籍することが決まりました。このオファーをいただいたとき、不安よりも何よりもとても嬉しかったことを覚えています。東京で働けることは私にとって、とても魅力的で成長の幅を広げられる大きなチャンスだと感じました。

現在私は、マーケティングチームの一員として東京本社で働いています。チームでは通常、改善のために必要なことを分析し、それを元にコンテンツ案を計画、そしてサイト全体のデザインを経て、実装というプロセスを取ります。私の担当は、ISRのシステムやWebサイトを実装し、一般公開すること。チームのメンバーはそれぞれ、企画からコンテンツの作成、デザイン、そして実装まで、独自のスキルを持っています。各自の持つスキルを生かして、ミーティングではいつもそれぞれの提案を組み合わせてアイディアやソリューションをより良いものへと磨いていきます。

チームのメンバーは、日本人とフィリピン人のミックスです。だから、ブレインストーミングも英語と日本語がミックスされた状態で自由に行うことになり、大変なこともあります。しかし、リーダーは日本語と英語ができるので意見をまとめてくれますし、各自翻訳ツールや図に書くなどいろいろな方法を試して互いに理解できるまで話し合うので、タスクはスムーズに進んでいます。いまでは、互いにそれぞれのキャラクターや、どんなことを考え何を伝えようとしているのか、随分わかるようになってきたので、以前よりもっとコミュニケーションが取りやすくなりました。

このメンバーと日本で仕事できることはとても楽しいです。もちろん言語や文化の壁はあるので、異なる文化や環境への適応から人々とのコミュニケーションまで、大変なことはたくさんあります。しかしそれは、日本で学んだ知識や経験して来たことに比べたら、私にとってまったく大した問題ではありません。